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アメリカ キャンピングカー （モーターホーム）の旅
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軽く朝食を摂って日の出前の６時過ぎに出発。家内と長男は起きてましたが、下の子３人はまだ寝たまま。これでも移動できるというところがいいですね。 Ghost town Rd.を南下、I-15の下をくぐり抜け、しばらく走ったところでI-40 Eastに乗り、一路東へ向かいます。途中目の前から朝日が昇り出しました。とてもまぶしいですが、道は朝日の方に向かってまっすぐ東に進んでいます。時々並走する線路の上を2kmくらいはあるんじゃないかというくらいものすごい長さの貨物列車が走っていきます。あんなに長くて駅にはどうやって停まるんだろうと不思議に思います。 トラックの大きさにしても、貨物列車の長さにしても、日本とはスケールが違いますね。見るもの全てが新鮮です。 ８時半頃にNeedlesという街に着きました。ここで今回の旅で初めての給油です。これから先全てそうだったのですが、先にカウンターまで行って現金を支払って、後でおつりを取りに戻るといったスタイルでした（現金をたくさん持ってたので、現金で払うことにしてました）。 車が大きいものだからどこまで車を進めたら最後尾にある給油口にたどり着くかわかりません。必ず長男に降りてもらって誘導してもらいました。給油の仕方も簡単です。日本でもセルフの給油所ばかりなので、違和感なく使えました。でも、なぜかここだけはすぐにストッパーが働いて、fullにすることができず、「他の場所に代えてくれ」と言う勇気もなく、中途半端な給油で出発することにしました。
ここからOatmanに寄り道してもと思ったのですが、なるべく早くSedonaに着きたいということで、再びI-40に乗り、先を急ぐことにしました。約１時間でKingmanに到着。KingmanからSeligmanまでは、ルート66をゆっくり走ろうと思ってたのですが、これも家内の「先を急ごう」の一言で却下。 僕自身もそうだったのですが、ルート66で寄り道をするか、Sedonaに早く着いてそこでゆっくりするかどちらかを選択するとなると、今回は後者でした。ルート66よりはSedonaの方に重点を置きました。そういう訳で、Kingmanから先も寄り道することなく、I-40をまっすぐ東へ向かいました。Kingmanを過ぎると周りに少しずつ緑が見えてきます。カリフォルニアの乾いた大地から、少しずつ景色が変化し始めました。 Seligmanに着いたのは11時過ぎだったでしょうか。ここで再度給油も兼ねて昼食を摂ることにし、ハイウェイを降り、街の方へ向かいました。小さな街ですが、観光バスが停まってたり結構観光客でにぎわってます。 まずは、ガスステーションで給油、その後おみやげ物屋を廻り、思わずＴシャツや、ステッカー、キーホルダーなど買い込んでしまいました。アリゾナ州の地図もようやくここで手に入れることができました。 昼食は車に戻って、日本から持ってきたインスタントラーメンを作って食べました。野菜をたくさん買ってたので、野菜たっぷりのヘルシーラーメンです。真横をまたもすごい長さの貨物列車が通過していきます。通り過ぎるのに何分かかったでしょう、見とれてる間に麺が伸びてしまいそうな時間です。
13時前にはSeligmanを出発しました。こちらに着いてから今まで雲を見たことがなかったのですが、気がつくと、少しずつ空に雲が広がってきてます。SeligmanからWilliamsを経由してFlagstaffまで約１時間。ここでI-40からI-17に乗り換え、南に向かいます。この辺りからは、雲が多くなり、太陽もほとんど隠れてしまいました。 この辺りは、夏はthunderstormが多いようですが、そんな天気を予感させるような雲行きです。I-17は３kmほどで降り、AZ-89Aに乗り継ぎ更に南へ向かいます。 Sedonaの案内書に、「CS 30クラスより大きいRV車にはこの道はお勧めできない」という記載がありましたが、景色が美しいハイウェイとして有名で、今回是非通ってみたい道でした。確かに景色は素晴らしいです。どうして大地がこんなに赤いんだろうというくらい赤茶けた岩山と、緑のコントラストが素晴らしく、陽が照ってたらもっと美しかっただろうなという印象です。 所々にLookout pointやトレッキングのtrail headがありましたが、駐車場はいずれも狭そうで、キャンピングカーでちょっと立ち寄るというのは難しそうでした。道の険しさも予想通りでした。FlagstaffからSedonaまで一気に山を下っていくのですが、道が狭く、木がかなり低いところまで生い茂ってるし、ヘアピンカーブの連続で、対向車が来るたびにかなりの減速を必要としました。登りじゃなくて良かったと思いました。それでもゆっくり運転すれば、特に問題はありません。後続車には申し訳ありませんが・・・。 15時過ぎ、ようやくSedonaに到着という手前から、街に入る車で道路が渋滞し始めました。まずはUptown Sedonaに車を停めてビジターセンターや土産物屋をのぞいてみようと思い、街の裏側の駐車場を探したのですが、どこも満車の上に、RV車はお断りのところばかり。 予定ではこれから、Red Rock Crossingで川遊びをして、エアポートメサに夕陽を見に行く予定にしていましたが、土曜日だからということもあるのでしょうか、予想以上に人と車が多く、駐車場が狭いと身動きができなくなる可能性があること、天気が今ひとつで夕陽は見られそうもないことから、今日は車であちこち動き回るのはやめにして、明日朝早起きして、人が少ないうちに活動しようということになりました。そこで、早々に（といっても15時半頃）RV parkにチェックインして、そこから歩いてUptown Sedonaまで行くことにしました。 今日の目的地であるRancho Sedona RV Parkは、Uptown Sedonaから少し下ったところにあり、入り口には看板も出ており、迷うことはありませんでした。オフィスで予約している旨伝え、サイトを案内してもらいました。入り口のすぐ横でしたので、残念ながら奥深くまでは入りませんでしたが、緑の多い美しいRV Parkです。 サイトにはバックで停めなければならず、隣のサイトのおじさんが親切に誘導してくれました。キャンプ場内には犬を散歩させている人がたくさんいます。多くはもう仕事を引退した老夫婦で、若い家族は少ないなという感じです。おそらく僕らみたいに毎日移動するのではなく、何日も滞在してゆっくり過ごしてるのでしょう。もちろんこれから先もRV Parkで日本人に会うということはありませんでした。
一休みして、Uptown Sedonaまで散歩に行くことにしました。ゆっくり歩いて20分くらいでしょうか、途中から見る景色もとてもきれいです。The Y（AZ-89AとAZ-179との交差点）は、先ほどよりもさらに激しく渋滞しており、郊外に向かって延々と車がつながっています。 思うに、Sedonaという街は最近急に観光化され、観光客が突然押し寄せるようになったため、インフラ整備がまだ追いついてないのではないでしょうか。橋の架け替え、道路の拡幅工事、新しいホテル？カフェ？の建設等、いろんなところで工事が行われてました。 街の規模に対して、人や車が予想以上に多く、駐車場も狭いので、キャンピングカーで気軽に動き回るにはちょっと難しいかなというのが、Sedonaに対する印象です。もちろん普通のレンタカーであれば問題はないのでしょうが、そういう意味ではちょっと期待はずれで、がっかりした部分もあります。 でも歩いて移動する分に関しては、街も周りの景色もきれいだし、「全米で一番美しい街」と言われてる由縁がよくわかります。途中から青空が広がり日が差してきて、赤茶けた岩山に夕陽が当たり、ますます赤みの濃くなった景色を眺めながら、やっぱり来て良かったと思いました。土産物屋を廻りながら、ここでもＴシャツやマグカップなどいろいろと買い込み、夕暮れ前にRV Parkまで戻りました。ちょうどいいお散歩コースです。
シャワーを浴びた後（男性用rest roomが故障しているとのことで、男女が時間制で入れ替わり女性用rest roomを使用することになっており、かなり混雑してました）、夕食はカレーライスを作って、外で食べることにしました。 車の横には家族６人がゆったり座れるベンチとテーブルがあり、ちょっと肌寒くはありますが、緑の木々に囲まれての食事は格別です。キャンプというと、BBQというイメージがありますが、今回の旅行では、夕方遅くまで遊び回ってるということもありましたが、夕方からはどこも結構冷えてきて、外でBBQをするには予想以上に寒いというのもあって、結局一回もしませんでした。 周りにはBBQしてる人も多くいましたけど、早めに車の中に入ってましたね。９月末ともなると朝夕は結構寒いので、セーターくらいは必要です。それからここで生まれて初めてスカンクを見ました。図鑑では見たことあるんだけど、こんなところにいるものなのですね。車の周りを走り回ってて、子供達も大喜びでした。 ここのRV Parkは22時以降は、星空鑑賞のため外のライトは消さねばなりません。遅くになって外を歩くと、芝生に水をやるためのスプリンクラーが見えないところで回っていて大変でした。今日も夜は12時頃に就寝しました。
★ セドナ Rancho Sedona RVパーク （パワースポットでもおなじみセドナの入口にあるRVパークです。） |
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