2007年8月上旬 ファミリ-(お子様3名) 5名様
【2】 2007年8月上旬 ファミリ-(お子様3人)5名様
「キャンピングカー(モーターホーム)の旅」
(モーターホーム 5泊6日 CS-30タイプ ご利用、全日程6泊8日)
●ルート
ソルトレイクシティ ~ イエローストーン ~ グランドティートン ~
~ ジャクソン ~ ソルトレイクシティ
今から10年前、7歳を頭に3人の子達を連れて南ユタ州の“グランドサークル”をキャンピングカー(モーターホーム)で旅した経験があります。
不滅の人生のモニュメントと思っていましたが、同じ面々、高校生になった娘と息子、中学生の息子と私達夫婦、もう一度アメリカをRVで走りたいと沸きあがるおとっつぁんの気持ち。“今しか、しんどい運転はでけへんで”と独り意気込む父の熱意で、夏のソレトレイクシティを再訪(酷暑の京都よりはるかに涼しい)。
RVで一泊した後にフリーウェイ I-15で北を目指します。パーキングエリアで羽を伸ばす我がファミリーの面々(いささか眠い?)。後方に私達のキャンピングカー(モーターホーム)が鎮座しています。
“皆の者、大志を抱け”父の声(天の声?)に空を見上げる屋根の上の中高生の日本人3名。これを見ればキャンピングカー(モーターホーム)の大きさがわかろうというもの。雄大な荒野とひたすら続くフリーウェイ。青空の下の我がRVは小型観光バス並みの大きさです。日本ではとても運転できない(したこともない)のですが、アメリカの荒野では“出来るんです”。アメリカ大陸を走ると気持ちは“逸(はや)るんです”。
RVパーク(於、ウェストイエローストーン)にて。停泊スペースは広く緑も豊かで空気も水も澄みわたる、標高2000m近い高原は快適・快感の極み。森の中の“村”の中を走りまわり、(ボールを)投げ、歌う輩達。時差の影響か、夕方になるととても元気三昧な彼等を尻目に、おとっつぁんは運転に興奮した身体をお酒とともに木陰で癒すのです。
イエローストーン国立公園内(ガイザーカントリー)にて。平原のかなた、間欠泉群をバックに。イエローストーンといえば写真で有名な巨大噴煙間欠泉(オールドフェイスフルガイザー)!・・・と思いきや、なんのなんの在るは在るは・・・。驚きです。
あまりに広く遠く長いので道路渋滞もつゆぞ知らぬ世界なのです。地面に置いてセルフタイマーを使用したカメラも熱くなり、目にする光景と感ずる温度と蒸気音に、我々も熱くなる?
イエローストーン国立公園、ガイザーカントリーからイエローストーンレイクに向かう峠の下り道。運転席からのスナップ。イエローストーンは有名な山火事から19年。道路のまわりや山の木々には大きなものはありません。
しかし、レイク周辺は鬱蒼とした森、本物の天然の森が続く続く。(太平洋とメキシコ湾に川の源流が分かれる)大陸分水嶺を越えての下り坂は森の中なのに湖を望み壮大かつ荘厳。マンモスカントリー周辺の土と岩と草の印象深い大パノラマと好対照を魅せています。
間欠泉、峡谷、清流、野生動物、平原、荒野。多くの顔と色・艶をみせつけるイエローストーンの魅力は車の旅でこそ味わえます。
地道を横切るバッファロー(バイソン)。イエローストーン国立公園のヘイデンバレーがエルクやバッファローなど野生動物の名所として有名で、群雄闊歩する何十頭ものバッファローが我が物顔で歩き横切る光景は圧巻である。この写真は、グランドティートンNPのジャクソンホールハイウェイ・アンテローブフラットロードのスナップ。
ここは19世紀に入植した人達の開拓者の古民家や牧場があり、ティートン山脈と畑や牧場が絵になる最高のエリアで穴場です。もちろん車でないと行けないし、やって来る旅人もほとんどいない。ここを歩き回るバファローは牧歌的でのんびりとゆったりとした雰囲気を感じる映画“シェーン”の舞台なのです。キャンピングカー(モーターホーム)を泊めて周辺を散策しながら午後のひと時を過ごしました。
グランドティートン山脈をバックにキャンピングカー(モーターホーム)と夕日のガンマン??の我が息子(屋根上の陰影)。ジャクソンレイクから流れるスネークリバー沿いに車窓も運転も楽しいキャンピングカー(モーターホーム)の旅である。キャンピングカー(モーターホーム)では運転席と助手席の展望が素晴らしい。シートも長距離のドライブに耐えられる、素晴らしい車だと思います。
これぞキャンプ?? 楽しみはご飯、晩飯。RVパークでの晩餐。地元の食材を使った、日本風のご馳走です(メニューは出国前に綿密に計画しました)。子供達を手足に使って、調理は車内の文明の力で、舌と鼻は外で味わいます。この贅沢さがアメリカンモーターキャンプの醍醐味。旨いでえ~。
中西部開拓の町ジャクソンの町角、ネイティブアメリカンの店先で。コヨーテやビーバーの骨(実物)を求める父と、装飾品の文様と色彩を愛でる妻と、民芸品を楽しむ子供たち。店先のモニュメントと同化する輩。やはりアジア人の根なのでしょうか。どこに人間がいるか分かります? ここでは旅の中で唯一の外食(レストランでの夕食)。バッファローのヘレ肉、牛のTボーンステーキやチキンの旨いところを食いまくりました。
ハクトウワシ来襲! ジャクソンから早朝に出発するラフティング(スネークリバー川下り)に参加しました。雄大なティートン山脈を見ながらの川下りは前半の野生動物と自然探勝ののんびりボート(フロートトリップ)と後半の急流下り(ホワイトウォーター)のコンボツアーを選択。車を降りてのエクスカーションがドライバーたるお父さんには夜のアルコールと並ぶ究極の楽しみと思い出になりました。
息子が撮影したひとコマ。とにかく、写真のとおり・・・。終着地にはお迎えのバスがいて、途中の山中でサンドイッチのランチを食べるピクニックのおまけがついて、ジャクソンの出発地まで送ってくれる、楽しい一日でした。
●まとめ、注意事項
とにかく重要なのは、食事です。 献立を出国前に立て、現地の大型スーパーで食材を買い込みます。ただ、できるだけ短い行程で出来るメニューにするのがコツです。行程上の途中のマーケットで追加購入できるものは限られますが、私達の場合はウェストイエローストーンに連泊したので、ここの大きなスーパーで追加購入ができました。
キャンピングカー(モーターホーム)の移動ばかりでは面白くないので、アトラクションを入れると生き抜きになる。私達の場合は、ジャクソンでのラフティングがそうですが、今はインターネットで日本から予約しておけます。日程の真ん中くらいに外食(レストランで夕食)も組み込むと疲れません。
RVパークには早めに着いて、ゆっくりくつろぎ遊ぶのがコツです。子供はプールもあるし、場所によっては遊戯施設やマウンテンバイクみたいなものを貸してくれるところもあります。逆に朝は早めに発ちました。
あとは安全運転と、おおらかな気持ちで旅を楽しむこと。目的地を目指す楽しみよりも、途中停車と出会いと発見に期待するほうが楽しいです。
是非、今後の参考にされてください!
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