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1日め  福岡空港 → ソウル(仁川:インチョン)空港 → ロサンゼルス → バストゥー(約200km)

9月○○日(○)出国編

7:30 熊本の自宅を出発。快晴です。

9:30 九州自動車道、福岡都市高速道を経由し、福岡国際空港に到着。

3階出国ロビーに車を止めて、予約してたパーキング会社に連絡すると、3分で車を引き取りに来てくれました。これは便利でした。10日間で8000円でした。

ASIANA航空カウンターにてcheck inを行い、出国ゲートへ。連休前だというのに便数が少ないためか、混雑もなく、スムーズに手続き終了。

11:50 OZ 131便にて、定刻通り仁川国際空港へ向けて離陸。

機内はほぼ満席でした。軽い昼食もでました。初めて韓国という国を上空から見ましたが、日本と大きく変わりませんね。 13時過ぎには仁川国際空港に到着。福岡から韓国に飛ぶのは初めてだったけど、近いですね。東京に行くよりも短い時間で行けます。



韓国への入国審査はなく、パスポート確認と手荷物検査のみで、簡単な保安検査の後、搭乗ラウンジへ。ここも日本語で乗り継ぎの看板がでており、迷うことはありませんでした。乗り継ぎをした日本人は数組くらいだったでしょうか、ほとんどの人は韓国へ入国してました。

仁川国際空港はとても広く(成田には行ったことがないので比較することはできませんが)、食事、土産物屋、買い物等いくらでも時間はつぶせそうです。明るく、きれいですし、国際線も多いので、福岡から海外へ出国する場合、仁川経由は選択肢の一つとして十分に考える余地があると思いました。

成田のハブ空港としての地位を仁川に奪われつつあるというニュースを最近よく耳にしますが、それもうなずける事だと思います。福岡からは成田にも仁川にも行けるので利便性は同じですが、日本の他の空港は成田便よりも仁川便の方を多く持ってるそうで、成田便8空港に対し、仁川便は24の空港が持ってるらしいです。もちろん毎日飛んでるわけではないのでしょうが(実は熊本からもASIANA航空が週3便インチョンへ飛んでます)

ASIANA航空のカウンターに行って、帰りの飛行機のchild mealをリクエスト。帰りの便のリコンファームは要らないとのことでした。そうこうしているうちに出発の時間が来ました。搭乗ゲートを通過し、飛行機に乗る前にまた簡単な手荷物検査を経て、機内へ。

 

16:20 OZ 202便にて、定刻通りLos Angelesに向けて離陸。これもほぼ満席でしたが、日本人はほとんどいなかったように思います。

ASIANA航空、思ったよりも快適でした。各座席に映画や、ゲームなどついており、子供達も退屈せずに過ごすことができました。食事もまあまあ美味しかったです。お酒も無料で、飲み放題。一眠りすると、やがて夜が明け、アメリカの乾いた大地が見えてきます。

飛行機は定刻よりやや早く現地時間11時ちょうどにロサンゼルス国際空港に着陸しました。約10時間半のフライトです。Los Angelesも快晴です。気温、湿度とも予想以上に高く、九州にいるかのような感覚でした。

9月○○日(○)Los Angeles→Barstow(200.8km)

入国審査はあっけないほど簡単でした。4年前に降りたバンクーバー国際空港がそうだったように、ロサンゼルスでも長蛇の列を予想してましたが、並ぶことなくすんなり順番がやってきました。

出入国カードのアメリカでの滞在先として記載した、エルモンテRVオフィスの住所について聞かれましたが、キャンピングカーにて旅行する旨伝えると、明るく「no problem」でした。

最後に指紋採取と顔写真の撮影をし、アメリカへの入国手続きが完了です。荷物をpick upし、税関も難なく通過、空港出口で、無事に桑田さんにお会いすることができました。こちらに着くまでは、人混みの中で無事にお会いできるか心配でしたが、ロサンゼルス空港は工事中ということもあるのでしょうか、待合い場所は非常に狭く、出口まで来ると迷うことなく見つけることができました。

ここからエルモンテRVオフィスまで車で約30分、13時頃には着いたと思います。

ここからは松本さんもいらっしゃって、通訳をしてもらったため、手続きはスムーズに終わりました(cash cardのdepositが500ドルから700ドルにあがってました)。

いよいよ自分たちが乗り込むキャンピングカーとご対面。たくさんのキャンピングカーが停まってる中から、これから8日間運転することになる車がどれになるのかちょっと緊張しましたが、「Vacation READY, Kawazoe」という札のかかった車がすぐに目に入りました。

第一印象はやっぱり大きい、まるでバスみたいでした。一通り係の人に説明は受けましたが、事前に何度もあらかじめ小林さんに送っていただいたマニュアルに目を通し、わからないことは質問をすることが大事だと思いました。

こちらがわかってることを前提としたような、ほんとにざっとした説明で、よく勉強してないと、何がわかって何がわからないのか、それさえもよくわからないまま出発せざるを得ないような勢いです。トイレ用ケミカルをただで何個かもらいました。

14時30分、荷物を積み込みいよいよ出発です。本当にこの大きな車を運転できるのか、これから始まる旅への期待と言うよりも、不安の方が大きかったような気がします。

Barstowまでは通常なら2時間くらいの距離ですが、金曜日の夕方は郊外向けの道路は非常に渋滞するので、なるべく早く出発した方がいいとのことで、まずはオフィスから5分くらいのところにあるスーパーに連れて行ってもらいました。ここで、桑田さんと松本さんとはお別れし、これから8日間の食材等の買い出しをしました。

離れたところには日系のスーパーもあるようですが、正直このスーパーで十分で、予定したものは全て購入することができました。約200ドルの買い物です。それでも買い物に、約1時間を要し、15時30分、Barstowに向けてようやく出発することができました。

I-5号→I-605号→I-10号→I-15号を乗り継いで、Barstowまで向かう予定でしたが、思った以上に渋滞がひどく、出発早々車がなかなか前に進みません。せっかくハイウェィに乗ったのに、ナビの通りに進んだらいきなりハイウェイから降りてしまったので、ナビはすぐに切ってしまいました。高速から降りてしまうと車体が大きいため、Uターンするのも一苦労です。

大きなスーパーに入り、そこでUターンし再び高速へ。最初のうちは案の定、車の運転はとても緊張しました。ちょっとでも前との車間が開くと、次々に車が割り込んでくるし、流れに乗って走ろうにも、恐ろしいくらいブレーキのききが悪いし、車線変更しようとしても、車体の長さの感覚がつかめない上に、隣の車線が目視できず(車体が横に出張てるため)、結構余裕のない状態で運転を続けました。

おかげで、Los Angelesの街中はほとんど景色を楽しむ余裕のないまま通過していきました。隣の車線の確認はドアミラーの中についている更に小さいミラーを見ることで死角がほぼなくなることがわかり、以降ずっと楽になりましたが。

渋滞は郊外に出ても断続的に続きます。I-15 Northに入るとロサンゼルス市街ともお別れですが、まだものすごい車の量で、これだけの車がいったいどこに向かうんだろうという感じです。4年前シアトルに行ったときも同じことを感じたことを思い出しました。アメリカの車社会の現状を改めて実感することが出来ました。

それでもCajon峠を越えると車の流れはぐっと良くなり、快調にとばすことができるようになりました。時刻はすでに17時半を過ぎており、夕暮れまでにBarstowに着けるか微妙になってきました。運転にも少しづつ慣れてきて、車が少なくなると周りの景色を楽しむ余裕も出てきました。今まで見たこともないような広大な大地が目の前に広がっており、太陽が西に傾くにつれ、景色がオレンジ色からピンク色へと変化していきます。荒涼とした大地を走り抜け、I-40との分岐を過ぎると、今日の目的地はもうすぐです。Exit 191の手前左側にKOA RV parkが見えるので、迷うことはまずないと思います。

太陽は沈んでますが、明るさはまだ残ってる18時半過ぎにようやく到着、Los

Angelesを出発してノンストップで3時間以上かかりました。緊張していたせいか疲れはあまり感じませんでしたが、子供達は時差ぼけの影響でずっと最後尾のベッドでお休みでした。

受付で予約している旨伝え、いろいろと説明を受けました。どこのRV parkもそうでしたが、日本から予約して行って良かったと思います。細かいことをいろいろ交渉するのも面倒ですし、場所によってはfullのところもあり、これだけの車体をまた乗り回して新たなRV parkを探さねばならないというのは非常にストレスです。

サイトへ移動し、初めてのフックアップ作業でしたが、すんなりと完了、簡単なものでした。でもやはり初めての場合、明るいうちに着いておきたいですね。

シャワーは受付(夏の間は22時まで開いているようです)で専用のコインをもらって、それを入れるとお湯が6分間出るといったものでした。まずはほっと一息ついて、夕食は簡単にハンバーガーを作って食べました。

空は雲一つない快晴で、星空がとてもきれいでした。カシオペア座と北斗七星を同時に見るなんて日本ではあまりできませんが、空が広く空気も澄んでいるため、ここではくっきりと見ることができます。天の川も当たり前のように広がってます。ここにいるとずっと前から変わらない光景なのでしょうが、その当たり前を特別に感じてしまう、これが旅の醍醐味なのでしょうね。来て良かったと心から感じる瞬間です。

こうして日本を出発して長い1日を無事に過ごすことができました。明日のルートの予習をして、24時頃に就寝しました。

 

★ バストゥー KOA RVパーク

(ルート66の玄関口 バストゥー、かつては金の採掘で繁栄していた街です。アメリカ大陸の雄大な大地の中での滞在になります。)

http://www.koakampgrounds.com/where/ca/05233/

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