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4日め  グランドキャニオン → モニュメントバレー(348.6km)

 

今日の朝日はイーストリムのGrand View Pointから見る予定にしてたので、5時には起床しました。もちろん外はまだ真っ暗で、標高が高いせいか星の数も昨日、一昨日よりも多いように思います。

毎朝ゴミ捨てに行くのですが、アメリカではゴミの分別なんていい加減ですね。せっかく分別してゴミ袋に入れているのに、結局は同じゴミ箱へ入ってしまいます。日本では考えられないことです。車内に明かりのついてる車も周りにありましたが、おおかたまだ就寝中です。やはり朝日を見に行くのは殆どが日本人のようです。

出発の準備をすませ、子供達は今日も寝たまま5時半にはTrailer Villageをチェックアウト、Grand View Pointへ向かいます。途中朝日を見に行くであろう団体と遭遇しましたが、Mather Pointに行くのでしょう。僕らはなるべく人の少ない所へということで、Grand View Pointまで行くことにしました。思ったより時間がかかりましたが、それでも約20分で到着しました。

案の定人は少なく(結局ここで会ったのは日本人グループ3組のみでした)、駐車場はそんな広くはなかったのですが、気にせず贅沢に停めることができました。子供達を起こし、少し下の展望スペースへ。特等席にはすでに日本人観光客が陣取ってました。

すぐに東の空より太陽が顔を出し始めました。今日は雲一つない快晴です(この日から帰るまで、実際は韓国に着くまで、飛行機雲以外の雲は全く見なかったように思います)。しばらくは静寂の中で渓谷の色が変わっていくのをずっと眺めてましたが、色の美しさという点では、朝焼けよりも夕焼けの方が上ですかね。夕暮れの方が景色が柔らかい感じがします。

   

陽がだいぶ高く上がったところでここを後にし、再びビレッジ内に戻り、ジェネラルストアの駐車場に車を停めることにしました。ここは駐車スペースが広く、今の時間なら車も殆どいません。ここでまず朝ご飯にすることにし、今日はバナナケーキを焼いて食べました。朝食後、車はこのままにし、シャトルバスに乗ってインフォーメーションプラザまで移動、Mather Pointに行くことにしました。

    

まだ朝早いせいか、駐車場もすいており、路上駐車している車もありません。Mather Pointは観光客が必ず訪れるポイントなので、もっと時間が遅くなると観光バスも多くなり、大変な混雑になるのでしょうが、まだ8時半であり、人も少なくゆっくりと散策することができました。さすがMather Point、渓谷が、というより北壁がすぐ近くに見え、雄大さは昨日のYavapai pointよりも上のような気がしました。

写真で切り取ってしまうとこんなものかという感じですが、実物を目にするとやはり視野が違います。左右の広がりと奥行きをいっぺんに感じると、写真で見慣れてたはずの景色が別の景色のように見えてきます。写真を撮ってみると、ガイドブックと同じ景色にしかならないのが残念ですが、仕方ありません。

   

ここから昨日行ったYavapai Pointまで、リムトレイルを歩くことにしました。約1時間、暑くもなく寒くもなくちょうどいい散歩道ですが、こんな贅沢な散歩道はなかなかあるものではありません。初めは鳥の声だと思ってた鳴き声が、実はリスの鳴き声だったということが解った時には、新鮮な驚きでした。日本人旅行者の大部分はMather Pointの展望台からの景色を見るだけで帰ってしまうのでしょうが、本当の楽しみはこんなところにあるんだと改めて思いました。

リムトレイル上で日本の人と会うことはありませんでした。できれば、もっとゆっくりと時間を過ごしたいのですが、悲しいかな、私も忙しい日本人旅行者の一人です。本当は、ロッジ辺りまで歩きたかったのですが、先を急ぐ必要がありトレイルはここで終了、Yavapai Pointからはシャトルバスに乗り、ジェネラルストアの駐車場まで戻ることにしました。バスが一方通行のため、最後まで乗ると時間がかかるので、途中下車し、そこからは歩いて車まで戻りました。

   

時刻は10時近くになっており、この時間になると、店も開いて、駐車場も比較的車が停まってましたが、まだがらがらです。ジェネラルストア内は結構広く、大きな土産物屋と充実したスーパーが合わさったような感じで、軽食コーナーもありました。

ここでまたもお土産を買うとともに、食料、飲料水を含めた日常品の買い足しをしました。ここは、すぐ近くにシャトルバスのバス停もあるし、買い物もできるし、駐車場は広く(それでも時間が遅くなると満車になるようですが)、とても便利でした。RV車も結構停まってました。

   

10時30分、次なる目的地Monument Valleyに向けて出発です。途中Desert View Pointに寄る予定にしてましたが、かなりの山道でスピードが出せず、思ったより時間を要し40分くらいかかりました。ここも有名な展望所というだけあって、RV車用の広大な駐車場がありました(どこもそうでしたが、RV車専用の駐車場って目的地まで歩くのに一番遠いんですよね。狭いよりいいので文句は言いませんが)。Watch Towerから眺める景色は最高でした。

コロラド川がすぐ近くに見え、その向こうに果てしない大地が地平線までずっと続いています。ここはキャニオンの東のはずれなので、ここから東には広大な砂漠地帯が広がっています。コロラド川がこれだけくっきりと見えると、「ああ、やっぱりこの渓谷はこの川が作ったんだ」ということを実感しました。個人的にはここから見るGrand Canyonの景色が一番気に入りました。ただシャトルバスが走ってないので、訪れる人はあまり多くはないのでしょう、日本人は殆ど見かけなかったように思います。

遊覧飛行に乗って上からCanyonを見下ろしたり、トレイルを下って下から見上げたりすると、また違った感動があるのでしょうが、今回は子供も小さいし、時間に限りがあり残念ながらそこまでは計画しませんでした。

    

ここでもWatch Towerの中で買い物をし(私は末娘と外で景色をぼーっと眺めてましたが)、トイレをすませた後、予定より少々遅れて12時半頃の出発になりました。

これでGrand Canyonとはお別れで、ここからCameronまではひたすら山を下ります。山を下るにつれて、森林だった周りの景色が乾いた砂漠の景色に変わっていきます。左に大地の裂け目(ここをコロラド川の支流が流れているそうです)を見ながら、天気も良く、車も少ないし、快適なドライブです。

CameronでUS-89を左折し、さらに少し走ってUS-160を右折すれば、後はKayentaまで迷うことなく一直線です。この道も何もない荒野の中をただひたすら走ります。この道は全体的に風が強くあまりスピードを出すことができませんでした。時々突風が吹き、予想以上にハンドルを取られます。大きなトラックとすれ違う時も結構ステアリングをしっかり握ってないと、ハンドルを取られそうになることがありましたが、突風は突然来ますから、結構怖いものがありました。これで急ハンドルを切ると、台風の時トラックが横転してる映像をよく見ますが、あんな状態になるんでしょうね。

少し速度を落として走ってると(それでも時速60マイルは出てますが)、運転にも慣れてきたせいか少し眠くなります。途中で買ったガム(アメリカのガムって硬いですよね。途中であごが痛くなってきます)をかみながら、休憩することなく先を急ぎました。昼食を食べてませんでしたが、子供達はお気に入りの運転席の上のスペースで寝ているし、思った以上にMonument Valleyまでの道のりが遠く、ただひたすら前へと進みました。

Kayentaの街に入り、US-163を左折し北にしばらく走ると、まもなくMonument Valleyへ到着と思わせるような一枚岩やビュートが目の前に現れ、いやが上にも気持ちが高ぶって来るのがわかります。

    

実は今回の旅行で一番行きたかったのが、このMonument Valleyでした。「いつかは行きたいな」くらいには思ってましたが、たまたま手にした旅行会社のパンフレットで、ツアーでここに行けるんだということを知りました。

何となくいろいろ調べてるうちに、ここが実はアメリカのメジャーな観光地の一つであり、レンタカーでも廻れること、さらにレンタカーで廻るよりも、キャンピングカーで廻った方がその醍醐味をもっとじっくりと味わうことができるということがわかってきました。

トラベルデポのホームページを目にして約2年、小林さんとメールのやりとりをするようになって約1年半、最初はまさか本当にキャンピングカーを運転して自分が行けるとは思ってませんでしたが、ようやく目の前にその景色が現れてきました。空は雲一つない乾いた青空、最高の出会いの瞬間です。

まずは、グルーディングスロッジのRV Parkにチェックインすることにしました。思ったよりもUS-163から奥の方にあり、本当にここでいいのか不安になりましたが、迷いながらも、何とかたどり着くことができました。

ここは到着してからサイトが決まるということでしたので、空いてれば景色のいいサイトをリクエストするつもりでしたが、すでに満車とのこと、一番西側のかなり狭いサイトになってしまいました。

今回泊まった中では一番狭いスペースでした。ここナバホ居留区は夏時間を採用してあるので、時計を1時間進め、到着したのはすでに15時半過ぎ、今日はこれからバレードライブに行こうと思ってたので、まずは食べてなかった昼食を摂ることにしました。といっても、今日Grand Canyonのジェネラルストアで買ったドーナツくらいでしたが。観光するのに一生懸命で、食事はいつもこんな感じで貧相でしたね。

簡単な食事をさっさと済ませて(子供達はいつものように食べながらの移動となりましたが)、再びキャンピングカーを運転して、US-163を横切ってMonument Valleyの園内に入ります。入場料は何故か大人二人分の10ドルしか取られませんでした。まずは駐車場の東側から写真でおなじみのビュートを眺めました。

ようやくたどり着いた今回の旅行で日本から一番遠い場所、使い古された言葉ですが、アメリカの原風景ともいえる景色を目の前にして、とうとうここまで来たんだなという満足感でいっぱいでした。

   

空気が澄んでるせいか地平線まではっきりと見え、グランドキャニオンを初めて目にした時と同様、写真では味わうことのできないスケールの大きさを感じました。

ビジターセンターの中に入りましたが、このビジターセンターのすぐ横に新しくThe View Hotelが営業しており、ここからはビュート群がすぐ目の前に見えるまさに絶景ホテルで、フランス人が多く泊まってるようでした。

ビジターセンターの奥から見る景色が有名ですが、ちょうどフランス人団体客が着いた後で人が多く、少しのぞいただけで再び外に出て、バレーツアーの申し込みに行くことにしました。バレーの方を見ると、確かに一般車がたくさん走ってますが、さすがにキャンピングカーでは無理なので、始めからジープツアーに参加することにしてました。

1時間半コースと2時間半コースがあり、いろいろ説明されましたが、出発が17時ということで1時間半コースにしました。2時間半だと帰ってくるのは日が暮れてからになりそうです。値段はガイドブックで紹介されてるよりも高くて、大人一人60ドル、子供は5歳以上30ドルで、うちの場合トータル210ドルになりました。

高いといえばとても高いですが、せっかくここまで来て、上からの景色だけ見て帰るのももったいないですし、もしかしてもう二度と来ることはないかもしれないと思うと、そこは納得して参加することにしました。途中で出会った若い日本人女性二人組は高すぎるからやめたと言ってましたが、そんなものなのでしょうか。

私たち家族6人と、日本人のカップル2人の計8人で出発ということになったのですが、まだ席が余ってたので、すぐにバレーに降りていくのではなく、駐車場の中を一通り廻って、運転手がナンパするようにあちこちに声をかけて廻ってました。が、結局誰も乗らず、当初の予定通り8人で出発することになりました。

   

やはり参加してよかったと思いました。ビュートを目の前で見ると、風化して少しずつ崩れていってるのがわかります。長い年月をかけてこの景色も少しずつ変わっていってるのですね。ツアーでは、自分の好きな所に好きなだけというわけにはいきませんが、自分の車では行けないような奥深くまで連れて行ってくれて、値段の分は十分に楽しめたと思います。

これを高いと思うか安いと思うかはそこに対する思い入れの違いにも依るのでしょうが、私は決して高いとは思いませんでした。砂埃がすごいという話を聞いてましたが、砂のきめが細かいので口を開けてるとじゃりじゃりしてきますが、思ったほどではなかったです。ダート道で車がひどく揺れる上に風が強く、帽子が飛ばされ、車を停めてもらって拾いに行ったこともありました。

   

ツアーの時間がちょうど夕暮れ時だったので、最後の方はちょっと肌寒いくらいありましたが、ビュートの光と影とのコントラストがとてもきれいで、時間がたつにつれてその色が微妙に変化し、まさに絵はがきのような、いやそれ以上の絶景でした。

帰りは夕陽の写真を撮るために一つ一つポイント毎にジープを停めてくれたので、結局2時間近くもバレーの中を案内してもらうことになりました。案内してくれた運転手にチップを渡し、握手をして別れた後、駐車場の東の端に移動して、ここから日の入りを見ることにしました。

ビュートはますます赤みを増しています。地平線のその向こうまで続くような長いビュートの影を残しながら、まもなく太陽は反対側の丘の向こうに沈んでいきました。ここでは毎日同じ事が当たり前に繰り返されている自然の営みでしょうが、何とも言葉では言い表せないような雄大な夕暮れでした。

  

時刻は19時半を過ぎ、今日も日の出から日の入りまでたっぷりと遊んでしまいました。朝からたいしたものを食べてないので気付いてみると、お腹がぺこぺこです。

今日の夕食はせっかくここまで来たので、グルーディングスロッジのレストランでナバホタコを食べる予定にしてました。この旅行初めての外食です。夕陽を見た後の夕食なのでレストランはものすごく混んでると思ってましたが、すんなり席に着くことができました。

注文したのはナバホタコだけ、しかも大きさも考慮して6人で2人分だけにしましたが、思った以上に美味しく、量も予想通り適量でした。このレストランで食べるナバホタコはお勧めです。

夕食を終えて、RV Parkに戻ったのですが、すでに真っ暗です。後ろに乗用車を連結した大きなキャンピングカーが自分のサイトの中になかなか入れず立ち往生してました。

しばらく後ろで待ってたのですが、先に通れというので、狭い道を車を避けながら通ろうとすると、なんと高い所にある木の枝が私の車の側面に引っかかってしまい、こちらも立ち往生してしまいました。周りから人が出てきて、こうハンドルを切って、こっちにバックして、それからここを通れと、細かく指図してくれたおかげで何とか無事に通過することができ、幸い車も無傷でした。夜暗くなっての運転はやはりできれば避けたいところです。

ランドリーが21時までだったので、まず洗濯に行ったんですが、20時半でもう閉まってました。残念ながら、昨日に続いて今日も洗濯は無しです。シャワールームはオフィスの中にありました。

ここも21時半までだったので、夕陽を見て、夕食まで摂ってたら結構ぎりぎりの時間になってしまいます。トイレはrestroom codeというのがあって、4桁の数字を入力しないとドアが開かないというタイプのもので、翌日泊まったBryce Canyonもこのタイプでした。車に戻ってほっと一息ついたのはもう22時近くになってました。

今日か明日時間があれば、もっと北のメキシカンハットや、グースネック州立公園まで足を伸ばしたかったのですが、計画通りにはいかないものですね。なかなか時間が読めません。今日も時間的余裕はあまりなくぎりぎりの日程でした。明日も移動が長いので、無理はせずにここに立ち寄るのはやめておくことにし、今日も24時過ぎには休みました。

 

 

★ モニュメントバレー Gooldings RVパーク

(モニュメントバレーの中にある唯一のRVパークです。満点の星空を満喫できます!))

http://www.gouldings.com/japanese/campground.htm

 

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