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2010年7月下旬 ファミリー 4名様+おばあちゃん 5名様
★貴重なアラスカでの「体験記」です!★
【17】2010年7月下旬 ファミリー 4名様+おばあちゃん 5名様
「アラスカ キャンピングカー(モーターホーム)の旅」
(モーターホーム 8泊9日 C-25タイプ ご利用、全日程 9泊11日)
●ルート
アンカレッジ ~ スワード ~ アンカレッジ ~ デナリ
~ タングルレイク ~ グレナレン ~ アンカレッジ
★ 旅のコンセプト
新婚旅行で初めて訪れたアラスカ。結婚10年目を迎え、記念に家族で一生の想い出を作りたいとの想いから計画。なかなか長い休みは取れづらいですが、職場の上司・同僚が理解・賛同してくれたため、いよいよ2010年の夏、実行。
アラスカには過去に2回訪れたことがあるものの、レンタカー使用でホテルやモーテル宿泊という形態でした。多くの旅行者がキャンピングカー(モーターホーム)で旅している姿を見て、いつかああいう旅ができたらと考えていたため、迷わずキャンピングカー(モーターホーム)の旅を計画しました。
妻の母にも声をかけたところ、「めったに出来ない旅ね」と参加してくれることになり、我が家の 4人[私・妻・息子(小2)・娘(年少)]と妻の母の総勢5人でのキャンピングカー(モーターホーム)の旅となりました。
★ ルート
アンカレッジ → (スワードハイウェイ) → スワード → (スワードハイウェイ) → アンカレッジ → (パークスハイウェイ) → デナリ国立公園 → (デナリハイウェイ) → タングルレイク → (リチャードソンハイウェイ) → レイクルイーズ → (グレンハイウェイ) → アンカレッジ
★ 体験記★
■ 1日め アンカレッジ → (スワードハイウェイ) → スワード
早朝のアンカレッジ駅より、私(父)を除く4人はアラスカ鉄道に乗りスワードへ、「世界の車窓から」の旅を満喫してもらう。
私はモーターホームでスワードへ先回りする予定だったが、実は昨日借りる予定だったモーターホームが、航空便の遅れからアンカレッジ到着が夜になってしまったため、これから午前9時過ぎに現地サポートの方とレンタルオフィスに。
しかしまたここで、故障により貸せるクルマが無く、戻ってくるクルマ次第という話。現地サポートの方の交渉力により、戻ってきたクルマを優先的に使わせてもらえることに。すったもんだありながら何とか昼過ぎに出発し、夕方にスワードで家族と合流。私以上に英語のしゃべれない4人で何とか過ごしていてくれた。
その後スーパーで買出しをし、キャンプ場へ。あえて整ったキャンプ場ではなく、海岸にあるトイレとゴミ箱しかない所を選んだ。
晩はパスタとスモークサーモン、飲み物はアラスカンアンバー(ビール)・カナディアンクラブ。
妻がシャワーを使ってみたが、グレータンクが一杯になったようで風呂があふれて紙コップで水をかき出しトイレへ入れた。7月末のアラスカはまだまだ白夜で夜中の12時頃にならないと暗くならない。ついつい寝るのが遅くなる。
● スプリングクリークキャンプ場 泊
「Spring Creek Campground」 URLなし
■ 2日め スワード → (スワードハイウェイ) → スワード
朝は早起きして父は目の前の海岸で釣り。簡単にサーモン1本をゲット。
早速3枚におろして残骸はカモメにあげた。
朝食後は内陸氷河であるイグジット氷河を見物。昼頃からクルーズ船に乗り、クジラや氷河を見物。フィヨルドの海岸線の風景は知床を100倍にしたような感じのスケール。
夕方、クルーズ船から陸に上がりアンカレッジへ向うかう。少し晴れ間も見え、雄大な景色を楽しみながらのドライブ。
今日はアンカレッジのダウンタウンの裏にあるRVパークへ予約を入れてあった。初めてのフルフックアップは快適だね。
● シップクリークRVパーク 泊
「Anchorage Ship Creek RV Park」
http://www.bestofalaskatravel.com/alaska_rv_parks/pages/anchorage_rv_park.htm
■ 3日め アンカレッジ → (パークスハイウェイ) → デナリ国立公園
午前中はフレッドマイヤーに行って食料品や日用品の買出し。昼はスーパーの駐車場の隅でインスタントラーメンを作って食べた。午後から一路デナリへ向けて走る。
北上するにつれて高い木のあるタイガからツンドラに変わっていき、景色は開けた感じになる。雲が多くマッキンリーは見えない。デナリ国立公園入り口のキャンプ場へ2泊の予定。
フルフックアップを勝手に想像していたが、共有スペースにダンプステーションと給水があるだけで、サイトにはテーブルと焚き火の場所があるだけ。遅くに着いたので発電機も使えないが、白夜なので暗くはならない。
昨日釣ったサーモンでムニエルを作り夕食に。皆から好評。木々に囲まれたサイトでまわりにはリスが多い。明日は朝早くからシャトルバスに乗り国立公園の奥まで行くので早く寝ることに。
● ライリークリークキャンプ場 泊
「Riley Creek Campground」
http://www.reserveamerica.com/campgroundDetails.do?subTabIndex=0&&contractCode=nrso&parkCode=rilc
■ 4日め デナリ国立公園
朝、5時半発の公園奥のワンダーレイク行きの1番バスに乗る。マッキンリーの眺望と野生動物が見られるか。雄大なツンドラの景色にひたりながらの丸1日のドライブになるが、子供たちはあまり景色には興味が持てず、ちょっとつらい思いをさせたかも。グリズリーやカリブーなど、野生動物も見れたが、マッキンリーは雲の中だった。
なかなか条件の良い時でないとすっきりとは見れない。折り返しのワンダーレイクで散策し、野生のブルーベリーを見つけて少しとる。
帰りはマッキンリ-の頂上付近が雲の中から少しだけゴツゴツした感じを見せてくれた。シャトルバスを終了し、シャワーを浴びて薪を買って自分のサイトに戻る。
今日はステーキ。アメリカの肉は変に脂が多くなく、自分は好きだ。夕飯の支度をしている間、子供たちと焚き火をおこし、マシュマロを焼いたり、サイトの周りでブルーベリー摘みを楽しむ。明るいと寝るのが遅くなる。
● ライリークリークキャンプ場 連泊
「Riley Creek Campground」
http://www.reserveamerica.com/campgroundDetails.do?subTabIndex=0&&contractCode=nrso&parkCode=rilc
■ 5日め デナリ国立公園 → (デナリハイウェイ) → タングルレイク
今日は大好きなデナリハイウェイを走りタングルレイクへ向かう。この道はツンドラの大地の中をゆく200キロくらいずっとダートの道。ものすごく景気がいい。スピードもあまり出せないのですれ違うクルマと手をふってあいさつを交わす。
ところどころで写真をとったりブルーベリーを摘んだりしながら進む。今日のキャンプ場もトイレとゴミバコと井戸があるだけのシンプルなキャンプ場。ツンドラの大地の中、湖畔のロケーションで最高にいい場所だ。
夕方、またブルーベリーを摘む。子供たちはブルーベリー摘みがすっかり気に入ったらしい。また、焚き火をしてマシュマロを焼いたり、湖を散歩したり、釣りをする。ビーバーがすぐ目の前を泳いで通っていった。かわいい。やはりなかなか暮れない白夜により寝るのが遅くなる。
● タングルレイクキャンプ場 泊
「Tangle Lakes Campground」
http://www.travelalaskaoutdoors.com/places_denali_highway.html
■ 6日め ダングルレイク → (レイクルイーズ) → レイクルイーズ
朝、早起きして釣りをする。40センチくらいのレイクトラウトが釣れた。初めて釣ったが、結構いい引きだった。写真をとってリリースし、クルマに戻って少し横になる。家族はみな、ブルーベリー摘みに行き、「大収穫~」と満足そうに戻って来た。今回は途中からブルーベリー摘みが日課になってきた。
途中河原に駐車し、インスタントやきそばを作って昼食。できるまでの間、息子と釣りをする。小さいグレイリングが1匹釣れた。あまり釣れないので息子は泥ダンゴを作って遊ぶ。
今日は天気も良くなってきて、空の広さと景色の雄大さを満喫しながらのドライブでレイクルイーズの湖畔のキャンプ場へ到着。
今日もトイレとゴミ箱しか無いキャンプ場だ。焚き火をしたり、湖に入って水遊びをする。
● レイクルイーズキャンプ場 泊
「Lake Louise State Recreation Area」
http://dnr.alaska.gov/parks/aspunits/matsu/lklouisesra.htm
■ 7日め レイクルイーズ → (グレンハイウェイ) → アンカレッジ
今日はアンカレッジに向けて移動。内陸氷河の眺望を楽しみながらのドライブ。
アンカレッジではウォルマートに行き、おみやげを買う。パンを買って水上飛行機の離発着が見れる湖畔で昼食をとる。
早めにダウンタウン裏のRVパークへ移動し、シャワーを浴びたり洗濯をし、明日のクルマの返却に向けてそうじをする。
夕方、今回の旅では初めて日本人の旅行者と出会って会話。定年後のご夫婦で、日本からではなく、アメリカ在住の長い方で、ロサンゼルスからクラスAに4駆を1台牽引しての旅。アラスカには釣りを楽しみに来られたようです。
奥様が飛行機が苦手でとのお話でしたが、ロスからアラスカは6,000キロも離れており、日本から来るのと同じくらい遠いです。サッポロ黒ラベルやアサヒスーパードライの差入を頂いたり、こちらはもう旅も終りなので油や調味料、摘んだブルーベリーを差し上げたりする。お互いの旅の安全を祈ってお別れする。
晩は前から気になっていたダンジネスクラブを食べる。うまかった。
● シップクリークRVパーク 泊
「Anchorage Ship Creek RV Park」
http://www.bestofalaskatravel.com/alaska_rv_parks/pages/anchorage_rv_park.htm
■ 8日め アンカレッジ → モーターホーム返却
翌日、現地サポートの方の立会いのもと、レンタルオフィスでクルマを返す。
初めての体験だったモーターホームの旅は楽しかった。家族の一生の大きな思い出であり、絆につながると確信した。
★注意点
・ぎりぎりの行程を作ると飛行機の遅れやトラブル発生の場合のリカバリーがきかないため、乗継時間に余裕を持ち、現地での初日と最終日の前は予備日とするような組み立てが良いと思う。(今回は現地の初日を移動日にしてなかったので何とかリカバリーができた。)
★反省点
・水や排水タンクの状況を把握し、残量にあった行動(生活)が必要。(今回はC-25に5名だったが、水と排水をつなげれなければでは全員がシャワーを浴びるのは無理でした。)
・洗い物で水の消費やタンクの排水量が増えないよう、紙皿等を活用すればよかった。(後片付けの時間節約にもなり、時間を有効に使える)
以上、クルマの規模と乗車人数にもよると思いますが、給水やダンプステーションの無いキャンプ場に泊まる場合は注意が必要。(2日に1回は設備のあるところに泊まるのが望ましいと感じました。)
★良かった点
・何せドアを開ければすぐに表。
・気ままに旅ができ、いざとなれば気に入った場所で泊まれる。
・釣った魚を料理して食べたり、スーパーで現地の食材を買って食べることができる。
・いつでもどこでも食事ができる。
・いつでもどこでもトイレがある。
・子供が寝ていても移動ができる。
・RVパークは設備が整っていて良いが、単なるキャンプ場のほうが景色もいいし、サイトが隣とも離れていてゆったりできて良かった。水や排水タンクの状況、シャワーの使用を考えると毎日とはいかないが、2~3日に1回はそういう所に泊まれるといいと思う。
★いつかは、、、
定年後になる可能性が高いが、シアトルあたりを出発し、キャンプと釣りをしながら花の開花を追いながら北極圏へと北上し、紅葉とともに南下する旅を3~4か月かけてやりたいなと考えています。
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